・http://pegasus-bureau.com/より10月17日 東京4R・ダ1400m・16頭 ベルウッドサンキュ シーオブドリームス クロマツミッチー スイートナイト ミンナノユメツナグ ベルウッドサンキュの配合は主導の明確性に欠ける点が惜しまれるものの、影響度数値③④②④と好バランスを保つ点が魅力。早期から安定した走りが期待できるタイプで、1400mの距離も合っている。 シーオブドリームスはシンプルさに欠ける配合形態のため、安定味は今一つだが、In RealityのスピードやLe Fabuleux、Nijinskyのスタミナが前面で活用され、好調期にダート路線での意外性発揮が見込める。 東京5R・芝1600m・18頭 ヴィクトゥーラ クリーンスイープ クレイジーリッチ ピクシーカット スカリーワグ ヴィクトゥーラの配合はNorthern Dancer5・6・6・8×5・5・6の系列ぐるみ主導の明確性を備え、母の父ロックオブジブラルタルのスピード・スタミナを再現。平均ペースのレースでしぶといタイプ。 クリーンスイープはNorthern Dancer6・6・6・8×5・5(中間断絶)を呼び水として、Almahmoud の系列ぐるみにより全体をリード。バランス面は良好で、開花後は堅実な末脚を武器とした走りが可能。 京都4R・ダ1400m・16頭 スティクス ポップワール サウンドパドマ ショウナンガニアン ヨシノイースター スティクスはNureyev5×5の系列ぐるみが主導。血の集合がややわかりにくいため、硬い馬場での瞬発力勝負にやや不安を残すが、スピードの血の生かし方が良く、好調期に粘りある先行力発揮が期待できる。 ショウナンガニアンの配合はHail to Reasonクロスを伴うRoberto3×4により全体をリード。近親度が強く堅実なタイプではないが、きっちり仕上がった際に意外なしぶとさを発揮する可能性がある。 京都5R・芝1800m・12頭 フレイミングサン ビューティーウェイ パフドラム ノーブルキャニオン シゲルカイチョウ フレイミングサンの配合はHalo、Lyphardなどの世代ズレや母内ドイツ系の不備を抱えているが、血の結合の良さは見どころ。父母の血のイメージよりも仕上がりは早く、好調期の意外性は十分に秘めている。 ビューティーウェイはヴェロックスの全妹。こちらも母内ドイツ系の血を生かせなかったが、父の母方Wild Againへの血の集合力が備わり、クロス馬の種類も「45」と少なく、早期の素質開花が期待できる。 新潟5R・芝1400m・18頭 ムーンビード デストゥリエーレ ジェットセッター ジャストザビアンカ キャンビー ムーンビードの配合はStorm Cat4×4(中間断絶)が欧米の血をまとめる上で効果を発揮。日本実績豊富な内容とはいえないが、米系スピードの生かし方に妙味があり、比較的開花の早い芝・ダート兼用型。 デストゥリエーレはサンデーサイレンス3×4(単一)を呼び水として、父母の持つスピード要素をうまく活用した配合馬。上位クラスでの決め手は今一つだが、開花後の安定した走りが可能なマイラータイプ。 10月11日 東京4R・芝1400m・18頭 アーティフィス ギルベルト ジャガード ハローマイキー マイネルニゲラ アーティフィスは母内Mr. ProspectorやDanzig、Courtly Deeのスピードを活用。必ずしも短距離タイプではないが、ハーツクライ産駒としてはスピード対応力を秘め、平均ペースのレースでしぶといタイプ。 ギルベルトの配合はHalo3×5(中間断絶)を呼び水として、Almahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。比較的シンプルにまとめられており、ブラックタイド産駒としては早期に仕上がる可能性がある。 東京5R・芝2000m・13頭 アルマドラード ソーヴァリアント セブンシーズ アンドルディース ケイアイカナンガ アルマドラードはダービー馬レイデオロの全弟。父の父Kingmamboと祖母内Seeking the Goldの呼応により、米系スピード・スタミナを強調した配合形態。早期から中距離路線でしぶとい走りが期待できる。 ソーヴァリアントはNorthern Dancer5・6×4(中間断絶)を呼び水として、影響度数値④⑤③⑧とバランス良くまとめられた配合馬。上位クラスでの決め手は今一つだが、開花後の安定した走りが可能。 京都3R・ダ1800m・11頭 アレグリッシモ シグネチャーセル ジョークラッシャー ディープギンガ トリニタリアニズム アレグリッシモはMr. Prospector4×4(中間断絶)を呼び水として、Northern Dancerの系列ぐるみにより全体をリード。父ドゥラメンテのイメージような瞬発力はないが、芝・ダート兼用の中距離型。 シグネチャーセルはNorthern Dancer5×5・6(中間断絶)を呼び水として、影響度数値④③③④とバランス良くまとめられた配合馬。叩いて良くなるタイプかもしれないが、開花後の堅実な走りが可能。 京都4R・芝1400m・16頭 マラムコープ シャーレイポピー クラウディベイ ローゼライト グレイシャーパーク マラムコープの配合はMr. Prospector4×4の系列ぐるみを主導として、Bold Ruler6・7×5のスピードをアシスト。米系比率の高い内容で、早期の短距離~マイル路線で有利に戦える可能性を秘めている。 シャーレイポピーはサンデーサイレンス3×4(単一)を呼び水として、Nureyev4×5・5の系列ぐるみにより全体をリード。近親度は強いが、血の結合は良く、きっちり開花した際の意外性を秘めた配合馬。 京都5R・芝1800m・14頭 ガリレオインパクト バーデンヴァイラー ブレーヴジャッカル ヴアーサ レンツシュピッツェ ガリレオインパクトはHail to Reason-Turn-to、Almahmoudクロスにより父の父方Haloを強調。母の持つ欧米のスピード・スタミナ要素が程良くアシストされ、早期から中距離戦で差し脚発揮が期待できる。 バーデンヴァイラーの配合は父ドゥラメンテの血の流れを再現した内容ではないが、祖母キョウエイマーチのスピード・スタミナがうまく活用されており、平均ペースのレースでしぶとい走りが可能。 新潟5R・ダ1200m・15頭 インゴットバード ストロングカレント カシノローズ コーンフィールド ホープケツァール インゴットバードはNorthern Dancer5・6×5の系列ぐるみを主導として、米系Dr. Fager-Rough'n Tumbleのスピード、Buckpasserをスタミナを補給。血の統一性に欠けるが、ダート適性は備わっている。 ストロングカレントはNorthern Dancer5×3(中間断絶)を呼び水として、祖母ノーザンウォーカーのスピード・スタミナを再現。安定味は今一つだが、血の結合状態が良く、好調期の意外性を秘めた配合馬。 10月10日 東京4R・ダ1600m・16頭 アポログランツ タピテール ヴィオマージュ エコロファルコン タケルペガサス アポログランツはSecretariat5×4の系列ぐるみにより全体をリード。シンプルさに欠けるものの、米系Hail to Reason、Buckpasserなどのアシストを受け、好調期にダート路線で粘り強い走りが期待できる。 タピテールの配合はMr. Prospector、Secretariat、Nijinskyなどが前面でクロス。仕上げにくさを伴う形態だが、生きている血の質の良さは魅力。こちらもダート適性が備わり、好調期に意外性発揮が可能。 東京5R・芝1600m・18頭 セラフィナイト シルバースピリット スノーハレーション ルーマーミル ディープリッチ セラフィナイトの配合はNureyev5×4の系列ぐるみが明確な主導となり、影響度数値⑤⑤②⑦と全体のバランスも良好。ルーラーシップ産駒としては仕上げやすく、マイル戦への対応力も備わっている。 シルバースピリットは母クライシススピリットの血を生かし切れず、成長力・底力は今一つだが、父の父方Haloへの血の集合力を備えた点は魅力。早期のマイル~中距離路線に適した配合内容を示している。 京都4R・ダ1200m・16頭 エイユーストロング ディオスクーロイ ナムラゴロー クラーヴォ ボニンブルー エイユーストロングはMr. Prospector5×4の系列ぐるみ主導の明確性を備えた配合形態。In RealityーIntentionallyやBold RulerーNasrullahのスピードアシストを受け、ダート短距離適性を秘めている。 ディオスクーロイの配合はBold Ruler5・6×6の系列ぐるみを主導として、Hail to Reasonのスピード、Round Tableのスタミナを補給。全体のバランスも整い、早期からしぶとい走りが期待できるタイプ。 京都5R・芝1600m・14頭 マテンロウガイア ルリオウ アールドヴィーヴル プレジャジンク モデュロール マテンロウガイアはMr. Prospector4×5・6の系列ぐるみを主導として、父の父方Kingmamboや母の持つ米系スピードを活用。リオンディーズ産駒としてはスピードに恵まれた配合内容を示している。 ルリオウの配合は主導の明確性に欠けるが、マイルのオープン戦を勝った実績を持つ母デヴェロッペの良さを再現。硬い馬場での瞬発力は今一つだが。平均ペースのレースでのしぶとさやタフさを秘めている。 10月4日 中山3R・芝1200m・16頭 バクラヴァ ラナキラ アルトヴォラーレ サニーオーシャン デルマケゴン バクラヴァの配合はNureyev5×4の系列ぐるみが明確な主導となっており、父内Storm Catや祖母内Machiavellianの生かし方も良好。早期の仕上がりが見込めるタイプで、1200mの距離も合っている。 ラナキラは母の父内4代目Nijinskyが世代ズレを生じたものの、Mr. Prospector4×4の系列ぐるみを主導として、祖母内Miswakiのスピードを再現した点が魅力。好調期の意外なしぶとさを秘め配合馬。 中山5R・芝1800m・14頭 タイトルホルダー ノワールドゥジェ エンシェントアイル レッドアウレア ノーダブルディップ タイトルホルダーは母の父Motivator(英ダービー)のスピード・スタミナを再現。Mill Reefの中間断絶を通じてShirley Heightsのスタミナアシストを受け、妙味のある芝中長距離型の配合内容を示している。 ノワールドゥジェはHalo3×4・5(中間断絶)をうまく活用しており、血の結合状態は良好。母内に不備を生じたことは惜しまれるが、全体のバランスは悪くなく、好調期にしぶとい差し脚発揮が期待できる。 中京5R・芝1600m・16頭 ジューンベロシティ オマージュ テオリス フォルツァンド タガノアクトリス ジューンベロシティの配合は主導の明確性に欠ける点が惜しまれるが、母の父内Kris S.のスタミナをきっちり再現しており、Crimson Satan6×6・6のスピードにも魅力がある。平均ペースのマイル戦向き。 オマージュはMill Reef6×5の系列ぐるみを前面で活用し、影響度数値④③③③と非常にバランス良くまとめられた配合形態。早期に仕上がるタイプではないが、開花後の安定味やタフさは十分に秘めている。 10月3日 中山5R・芝1600m・16頭 ドナテッラ グランパラディーゾ ベストシンガー ラヴィズミニオン アイワナスマイル ドナテッラは母の父ファルブラヴの生かし方に見どころのある血統構成で、父ロードカナロアの血もしっかり活用されている。マイル適性は十分に秘めており、早期から安定した走りが見込めるタイプ。 グランパラディーゾも同じく母の父ファルブラヴで、そのスピード・スタミナの生かし方は良好。マイル適性はドナテッラより少し劣るものの、開花後はしぶとい差し脚を武器とした走りが期待できる。 中山6R・ダ1200m・16頭 サイファーシチー ファイアダンサー タイガースネーク ユメノシラベ タイセイアンシェル サイファーシチーはHaloとNorthern Dancerの系列ぐるみを主導として、母の父ゴールドアリュールを強調。血の結合状態が良く、スズカコーズウェイ産駒としてまとまりのある血統構成を示している。 ファイアダンサーの配合はNorthern DancerとHail to Reasonの系列ぐるみを主導として、強調された祖母ステージスクールのスピード・スタミナを再現。血の集合力を備え、早期の仕上がりが期待できる。 中京4R・ダ1800m・16頭 フルヴォート アクイール ナムラテス パラディズム クリノクラール フルヴォートの配合はRaise a Native 5×5・6の系列ぐるみを主導として米系スピードを再現し、Hold Your Peace4×4(中間断絶)により欧米の血をまとめた形態。早期からダートで安定した走りが可能。 アクイールはNureyev5×3の系列ぐるみが明確になった血統構成。少しムラな面はありそうだが、Hail to Reason、Raise a Native のスピードアシストを受け、好調期の意外性を秘めた芝・ダート兼用タイプ。 中京5R・芝2000m・14頭 テンカハル カラレーション タガノペカ メイショウテイダー クインズラベンダー テンカハルはルージュバックの半弟で、セレクトセールにおいて3億1320万円で取引された注目の良血馬。その配合は Mr. Prospector3×5の系列ぐるみ主導が明確で、早期に頭角を現す可能性を秘めている。 カラレーションの配合は主導の明確性に欠けるが、Hornbeam のスタミナにAlmahmoud、Nasrullah のスピードが組み合わされ、開花後のしぶとさ・タフさを秘めている。平均ペースの中距離戦向き。 9月27日 中山4R・ダ1200m・16頭 スマイルアモーレ サノノバーディ メイム アポロスマイル リアルドキュメント スマイルアモーレはMr. Prospector5×5の系列ぐるみを主導として、影響度数値⑧④④⑨と好バランスを保つ配合形態。In Realityのアシストなど米系スピードの生かし方が良く、ダート短距離に適性がある。 サノノバーディの配合はNashua、次いでTurn-toの系列ぐるみを主導として、母の父内Robertoを強調。血の統一性に欠けるが、父サウスヴィグラスの血も活用され、開花後はダート路線でタフな走りが可能。 中山5R・芝2000m・15頭 ギャラクサイト マイネルマーティン ジャンカルド ルーパステソーロ セルヴァン ギャラクサイトの配合はKalamoun5×4(単一)により欧州系スピードをまとめた個性的な形態。主導の明確性に欠けるため、使われつつ良くなるタイプだが、開花後は芝中距離路線で安定した走りが可能。 マイネルマーティンはHalo4×5・6(中間断絶)を呼び水として、父の母系ビューパーダンスと母の父ロージズインメイがうまく呼応した点に妙味のある血統構成。好調期に粘り強い走りが見込めるタイプ。 中京4R・芝1400m・18頭 アースフレア シホノコプント エンエルヴィエント ルージュグラース テーオーエルサ アースフレアの配合はSadler's Wells3×4の系列ぐるみが主導。かなり近親度の強い形態だが、父母の特徴がうまく捉えられ、生きている血の質も高く、きっちり仕上がった際の意外性は十分に秘めている。 シホノコプントはサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、これにLe Fabuleuxの単一が加わり母の父フジキセキを強調。本質は中距離向きだが、好調期にしぶとい末脚が使えるタイプ。 中京5R・芝2000m・10頭 ルペルカーリア レッドアスラン マルモルーラー ショウナンアレス ハートオブアシティ ルペルカーリアはNorthern Dancer クロスを伴うSadler's Wells4×3で全体をリード。サンデーサイレンス4×3も派生して近親度が強いが、祖母内の良質な欧州系が活用され、開花後の底力が備わっている。 レッドアスランの配合はMr. Prospector4×3(中間断絶)を呼び水として、Native Dancer とHail to Reason のスピードを傘下に収めている。平均ペースのレースに向き、好調期は意外にしぶといタイプ。 9月26日 中山3R・ダ1800m・16頭 アイリーライフ トーセンアーサー マイネルボーダレス ロードバイファル セイショウディープ アイリーライフはNorthern Dancer5×5(中間断絶)を呼び水として、AlmahmoudとBold Rulerの系列ぐるみにより全体をリードする配合馬。開花後はダートや時計を要する芝で安定した走りが見込める。 トーセンアーサーの配合はNorthern Dancerクロスを伴うノーザンテースト4×5を主導として、Hail to Reasonのスピードをアシスト。比較的仕上げやすく、開花後のしぶとさ・タフさ発揮が可能なタイプ。 中山5R・芝1600m・16頭 レコレータ ハッピーミラクル シゲルオテンバ ノーデザイア ララパピヨンドメル レコレータの配合はNorthern Dancerクロスを伴うLyphard4×5が主導。Almahmoudの世代ズレなど信頼を欠く面はあるが、クロス馬の種類が「47」と比較的少なく、好調期の意外性は十分に秘めている。 ハッピーミラクルの配合はサンデーサイレンス4×3(中間断絶)とNorthern Dancerクロスを伴うSadler's Wells(=Fairy King)4×4が前面に派生。硬い芝は課題だが、好調期は意外にしぶといタイプ。 中京4R・ダ1400m・15頭 オリンピックデイ レディアリエス ヴァガボンド テオドラ クインズレモン オリンピックデイはNorthern Dancer4×5・5・6の系列ぐるみを主導として、父Medaglia d'Oroのスピード・スタミナを再現。今回は距離が短いかもしれないが、ダート巧者型の血統構成を示すことは確か。 レディアリエスの配合はNorthern Dancerクロスを伴うNureyev5×4が比較的明確な主導になった点が魅力。強調された母の父ゴールドアリュールの血が活用され、芝・ダート兼用資質が備わっている。 中京5R・芝1400m・11頭 ノーブルアリーナ ピクシーナイト エアシュラブ グロリアスダッド タイフォン ノーブルアリーナの配合はHalo4×4に父系Hail to Reason、母系Cosmahのクロスが加わり、主導の明確性を備えた点が見どころ。比較的開花の早い芝・ダート兼用タイプで、1400mの距離にも適性がある。 ピクシーナイトはHalo、Lyphard、ノーザンテーストのクロスを前面に持ち、シンプルさに欠ける配合形態のため仕上げにくいが、血の結合の良さは長所。好調期には芝・ダートを問わずしぶとい走りが可能。 9月21日 中山5R・芝1600m・16頭 ダノンドリーマー ジュリオ ソニックムーヴ ブルメンダール ミスティレイン ダノンドリーマーの配合はNorthern Dancerクロスを伴うノーザンテースト4×4の主導が明確になった点が見どころ。全体を通じて大きな不備を生じずにまとめられ、早期から安定した走りが期待できる。 ジュリオはサンデーサイレンス4×3を呼び水として、Northern Dancerクロスを伴うSadler's Wells(=Fairy King)4×4により全体をリード。硬い芝への対応は課題だが、好調期は意外にしぶといタイプ。 中京4R・ダ1200m・9頭 ナサ レディマーシー クインズメリッサ テンシノエア ナサの配合はRaise a Native5×5の系列ぐるみを主導として米系スピードを再現。影響度数値③④②⑤と非常にバランス良くまとめられた点も魅力。芝・ダート兼用資質や開花後の堅実性が備わっている。 レディマーシーはStorm Cat4×3(中間断絶)を呼び水として、Mr. Prospector6×4の系列ぐるみにより全体をリード。少しムラな面はありそうだが、好調期にダート路線でスピード発揮が期待できる。 中京5R・芝1600m・13頭 サヴァニャン ショウナンハイネス デルマヤクシ メモリーズ ナムラメーテル サヴァニャンはHalo3×4の系列ぐるみを前面に配置し、主導の明確性を備えた点に妙味のある配合馬。どちらかといえば米系の血が主体で、早期の開花が可能。スピードの持続力に優れたマイル~中距離型。 ショウナンパンドラの配合は主導の明確性に欠けるが、全体のバランスは良好で、特に祖母キューティゴールドの血をうまく再現。開花後は堅実で、ロードカナロア産駒としては距離の融通性も備わっている。 9月20日 中山4R・芝1200m・16頭 レーヴドモンド クラブジャズ リュウノクララ リリーホワイト セイウンエンプレス レーヴドモンドは阪神JFの勝ち馬レーヴディソールの仔で、Green Dancer5×5(単一)を前面に持つ個性派配合。必ずしも短距離型ではなく、使われつつ良化するタイプだが、配合内容はなかなか優秀。 クラブジャズはHalo4・5×4の系列ぐるみを主導としており、父ヴィクトワールピサの特徴を捉えた配合形態。少しムラな面はありそうだが、同父産駒としては早期からスピード対応可能なタイプ。 中山5R・芝1600m・16頭 マオノジーナス セレンゲティ ジュンココロ ペイシャフェスタ オショロコマ マオノジーナスは無敗で牝馬二冠を制したデアリングタクトの全妹。サンデーサイレンス4×3(中間断絶)が呼び水としてうまく効果を発揮し、エピファネイア産駒としてしっかりした血統構成を示している。 セレンゲティはAlmahmoud、Lady Angela、Hail to Reasonなどが世代ズレを生じているが、結果的に非常にシンプルな異系形態を示す点に妙味のある配合形態。早期レースでの意外性は十分に秘めている。 中京5R・芝2000m・13頭 サトノスカイターフ モーガン メガゴールド ジュンブルースカイ アイリッシュベル サトノスカイターフの配合はNorthern DancerやAlmahmoudのクロスがなく、Hail to ReasonとPocahontasを前面でクロスさせた個性的な内容。平均ペースのレースでしぶとい末脚を使えるタイプ。 モーガンはNorthern Dancerクロスを伴うSadler's Wells4×3が主導。サンデーサイレンス4×3(単一)の派生もありシンプルさに欠ける配合で、硬い馬場への対応は課題だが、2000mの距離は合っている。 9月19日 中山5R・芝1800m・15頭 インナリオ ベルエポック アイアムカガヤキ スルーセブンシーズ コスモマイン インナリオはサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、Lyphard、Rivermanなど良質なスピード・スタミナを補給。やや仕上げにくいが、きっちり仕上がった際の意外性は十分に秘めている。 ベルエポックの配合はサンデーサイレンス、ノーザンテースト、Robertoが前面でクロス。シンプルさを欠くため瞬発力勝負への対応は課題だが、好調期には芝・ダートを問わずしぶとい脚が使えるタイプ。 中山6R・ダ1800m・11頭 シャドウヘリテイジ ゲンパチボロネーゼ アナザーヴィータ ディープステイト ネイチャーラブリー シャドウヘリテイジはNorthern Dancer5×5の系列ぐるみを主導として、Raise a Native、Bold Rulerなど米系スピードの血をアシスト。仕上げやすい芝・ダート兼用型の血統構成を示している。 ゲンパチボロネーゼは母内にMontjeu、Caerleon、Vaguely Nobleが配置され、それらの良さが活用されたことから、本質は芝向きの配合内容。スタミナ面の良さは見どころで、長い目で見てみたい一頭。 中京4R・ダ1800m・10頭 ロコポルティ タイセイアゲイン メイショウミツヒデ ライム マケルナマサムネ ロコポルティの配合はNative Dancerクロスを伴うRaise a Native5×5を主導として、非常にバランス良くまとめられている。ダート巧者タイプの内容を示しており、開花後の安定した走りが期待できる。 タイセイアゲインはMr. ProspectorとNorthern Dancerの系列ぐるみを主導として、強調された父の父Pulpitのスピードを再現。父パイロのイメージ通り早期のダートに適した血統構成の持ち主。 中京5R・芝1200m・12頭 ヒトヨギリ アブルマドール ジュノー タガノマーチ エレボアブランシュ ヒトヨギリはSharpen Up5・5×5(中間断絶)を呼び水として、父Shalaa(欧州スプリントG1を2勝)のスピードを再現。なかなか妙味のある血統構成で、芝の短距離~マイル路線で楽しみな一頭。 アブルマドールはNureyev5×3の系列ぐるみが明確な主導となり、祖母ホワットケイティーディドのスピードが再現されている。開花は比較的早いタイプで、好調期の意外なしぶとさを秘めた配合馬。 9月13日 中山3R・ダ1800m・16頭 ティアップリオン ビューティフルボム ホールシバン サザンジンジャー ブルーガーデニア ティアップリオンはサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水とした配合馬。父内Kingmambo、母内クロフネ、Gate Dancerの血が活用され、リオンディーズ産駒としてはダート対応力を秘めている。 ビューティフルボムの配合はMr. Prospector5×4の系列ぐるみが明確な主導となり、シンプルかつバランス良くまとめられた点が魅力。ダート路線で早期から安定した走りを見せる可能性を秘めている。 中山5R・芝1600m・16頭 メリオダス ゴスホーククレスト アメリカンピース ドルフィンクエスト レヴカ メリオダスの配合はRoberto5×5の系列ぐるみを主導として、Raise a Native、Nashuaなどのスピード・スタミナがアシストされ、父Macho Unoの血をうまく再現。平均ペースのレースでしぶといタイプ。 ゴスホークレストもRobertoの系列ぐるみが主導で、これにSecretariatのスピードをアシスト。切れ味のあるタイプではないが、マイナーな種牡馬ゴスホークケンの産駒としてはまとまりのある配合内容。 中京4R・ダ1400m・12頭 ビーアイフェリペ ケイサンフリーゼ デルマキッショウ キャンユーキッス ウィズインリーチ ビーアイフェリペはNative Dancerクロスを伴うRaise a Native5×4とTom Fool6×5・7・7の系列ぐるみを主導として、母の父アフリートのスピードを再現。早期ダートへの適性は十分に秘めている。 ケイサンフリーゼの配合は母の父バブルガムフェローや祖母内グルームダンサーのキーホースをきめ細かく押さえた点が見どころ。クロス馬の種類が「47」と比較的少なく、早期に頭角を現す可能性がある。 中京5R・芝2000m・12頭 マテンロウベントス ジオフロント ボスコ レイワミノル アルメイダミノル マテンロウベントスの配合はNureyev5×3の系列ぐるみが主導。シンプルさに欠け、ムラな面を見せることは予想されるが、生きている血の質は高く、好調期には芝中距離路線でしぶとい末脚発揮が可能。 ジオフロントは父の主導Almahmoud が世代ズレを生じ、Turn-to クロスを伴うHail to Reason4×6とHornbeam5×7の系列ぐるみが主導。平均ペースの中距離戦向きで、好調期の意外性を秘めた配合馬。 9月12日 中山4R・ダ1200m・16頭 ジェセニア オリヴィアン フェアリーテイル アリエージュ スターオンステージ ジェセニアの配合はMr. Prospector4×3(中間断絶)を呼び水として、母の父スキャターザゴールドのスピードを再現。War Admiralのスタミナアシストを受け、ダート路線でしぶとい先行力発揮が見込める。 オリヴィアンはNative Dancerクロスを伴うRaise a Native5×5を主導として、影響度数値④⑤⑤②とバランス良くまとめられた配合馬。叩いて良くなるタイプかもしれないが、開花後の安定した走りが可能。 中山5R・芝2000m・15頭 ハービンクレア ブラウシュヴァルツ クロパラントゥ マイネルグロン シングマイハート ハービンクレアはLyphard5×5の系列ぐるみを主導として、非常にバランス良くまとめられた配合形態を示し、開花後のしぶとさ・タフさを秘めている。平均ペースや少し時計を要する芝中距離が合うタイプ。 ブラウシュヴァルツの配合はNorthern Dancer5× 4・5の系列ぐるみが明確な主導になった点が魅力。 本格化には少し時間を要するかもしれないが、開花後の安定した走りが可能。2000mの距離も合っている。 中京4R・芝1600m・16頭 スパークル ジェラルディーナ ブライエス ハッピーオーサム エンスージアズム スパークルの配合はサンデーサイレンス4×3(中間断絶)が呼び水としてしっかり効果を発揮した点が魅力。欧米のスピード・スタミナ要素がバランス良く活用され、平均ペースのレースでしぶといタイプ。 ジェラルディーナもサンデーサイレンス4×3(中間断絶)により血をまとめた配合形態。DanzigのスピードとLyphardのスタミナがうまく組み合わされており、仕上がった際の意外性は十分に秘めている。 中京5R・芝1400m・12頭 エターナルピース ポールネイロン エリカシャンス ビクトリアバローズ マリオンエール エターナルピースの配合はRiverman4×5(中間断絶)を呼び水とした個性的な形態。牝馬らしい仕上げやすいタイプとはいえないが、スピード・スタミナのバランスは良好で、妙味のある内容を示している。 ポールネイロンはHail to Reasonクロスを伴うHalo 4×5が主導。母内の血はDansili、Machiavellian、Shirley Heightsなど質が高く、全体のバランスも良好。開花後の安定した走りが見込めるタイプ。 8月30日 新潟5R・芝2000m・18頭 パープルレディー セブンサミット ヒシシュシュ グランツアーテム ブラックラテ パープルレディーは重賞ウイナーのミッキーグローリー、カツジの全妹。Northern Dancerクロスを伴うLyphard4×4の主導が明確になった点に見どころのある配合で、開花後のしぶとい末脚発揮が見込める。 セブンサミットはサンデーサイレンス4×3に加え、Sadler's Wells4×5、Lyphard5×5の系列ぐるみを持つ近親度の強い配合形態。硬い芝への対応は課題だが、仕上がった際の意外性は十分に秘めている。 小倉5R・芝1200m・12頭 アールラプチャー ヴェックマン シャドウエリス コウエイブレイヴ メディーヴァル アールラプチャーはHalo4×5の系列ぐるみを主導として、父方サンデーサイレンスと母の父ストーミングホームのスピードを強調。切れ味のあるタイプではないが、早期からスピード対応可能な配合馬。 ヴェックマンの配合は父ミッキーアイルの良さが半減した点は惜しまれるものの、強調された母の父内Kris S.に血を集合させた点が魅力。必ずしも短距離タイプではないが、好調期のしぶとさは備わっている。 札幌5R・芝1800m・10頭 ヴェローチェオロ バッソプロフォンド プルモナリア カーディナル マイネルグスタフ ヴェローチェオロの配合はHail to Reasonクロスを伴うHalo4×4の主導が明確で、ゴールドシップ産駒としてはスピード優位で仕上げやすい内容を示している。洋芝の1800mという条件は合いそうなタイプ。 バッソプロフォンドはHaloクロスを伴うサンデーサイレンス2×4主導という近親配合で、成長力や安定味といった点に不安を残すが、父母内で生きている血の質は良好。好調期は意外にしぶといタイプ。 8月29日 新潟5R・芝1600m・18頭 ウエスタンエポナ ロードエクレール モメントグスタール ロングテール エコロマンボ ウエスタンエポナの配合はNorthern Dancer4・5×5の系列ぐるみを主導とした形態。主導の明確性を備えたことやドイツ系スタミナを活用できたことが長所で、なかなか妙味のある血統構成を示している。 ロードエクレールはMr. Prospector4×4(中間断絶)を呼び水として、Secretariat(=Syrian Sea)のスピード、Lalun~Djebelのスタミナを活用。平均ペースのレースでしぶとい脚を使えるタイプ。 新潟6R・芝1600m・18頭 レーヴドゥラプレリ シュトゥルーデル アナザーリリック レヴィーアクイーン ミッキーハロー レーヴドゥラプレリの配合はサンデーサイレンス4×3とRiverman5×5(ともに中間断絶)により欧米の血をまとめた点が見どころ。仕上げやすい内容ではないが、好調期の意外性は十分に秘めている。 シュトゥルーデルは父母間に世代ズレを生じたため、堅実な走りを見せるタイプではないが、「37」という少ないクロス馬で父内Halo、Alzaoのスピードが強調されており、早期に頭角を現す可能性がる。 小倉5R・芝2000m・17頭 トーセンアラン ルーリング オリノコ スタッドリー シーニッククルーズ トーセンアランの配合はNorthern Dancer、Lady Angela、Secretariatなどを前面でクロスさせ、祖母エヴリウィスパーのスピード・スタミナを再現。距離の適応範囲は広く、開花後の安定した走りが可能。 ルーリングはNureyev5×4の系列ぐるみを主導として、祖母ラバヤデールのスピード・スタミナを活用。全体のバランスがしっかり整っており、こちらも開花後は堅実で、使われつつ徐々に良化するタイプ。 札幌5R・ダ1700m・14頭 ジャスティンスター エコロディバイン チュイション ゼローソ メイクマイデイ ジャスティンスターの配合はRaise a Native、Tom Fool、Nashuaを前面でクロスさせ、母の父アフリートを強調。仕上がった際の意外なしぶとさを秘めたダート巧者型の内容で、距離の融通も利くタイプ。 エコロディバインはRaise a Native5×5の系列ぐるみを主導として、バランス良くまとめられた点が魅力。父ドゥラメンテの血の流れを再現した配合ではないが、芝・ダート兼用資質が備わっている。 8月23日 新潟5R・芝1800m・18頭 ウィンドリッパー キタサンシンドー バジオウ ルドヴィクス イワズ ウィンドリッパーの配合はNorthern Dancer5・6・6・8×4の系列ぐるみを主導として、母の父内Fairy King の良さを再現。硬い馬場での決め手は今一つだが、平均ペースのレースでしぶといタイプ。 キタサンシンドーは父内ドイツ系の血を生かし切れなかったが、優秀な血統構成を持つ母ラトーナのスピード・スタミナを再現している。全体のバランスも整い、開花後は芝中距離路線でタフな走りが可能。 新潟6R・芝1200m・18頭 ファインルージュ ダブルスナッチ フレンドパル アロハロック コスモザクロ ファインルージュはサンデーサイレンス3×4(中間断絶)を呼び水として、LyphardとHail to Reasonにより全体をリード。必ずしもスプリンタータイプではないが、配合内容はなかなかしっかりしている。 ダブルスナッチはNative Dancerクロスを伴うRaise a Native5×6が主導。比較的シンプルにスピード系の血が強調されており、ルーラーシップ産駒としては早期に完成する可能性を秘めた血統構成の持ち主。 小倉5R・芝1800m・16頭 ディープモンスター ゴールデンプルーフ ダズリンビジュー グラティトゥー エスジーリカチャン ディープモンスターはNorthern Dancer5×4・6(中間断絶)を呼び水として、AlmahmoudのスピードとHow(=Sequoia)のスタミナを前面で活用。好調期に芝中距離路線でしぶとい末脚発揮が可能。 ゴールデンプルーフの配合は母の父ファルブラヴの血を再現できなかったことがマイナス材料だが、父トーセンジョーダンの血の流れが再現され、スピード面は良好。早期に頭角を現す可能性を秘めている。 札幌5R・芝2000m・7頭 エスコバル アウトストラーダ エフフォーリア トゥーマイフォー エスコバルの配合はサンデーサイレンス4×4(単一)を呼び水として、影響度数値⑧⑤⑦⑥と非常にバランス良くまとめられた点が見どころ。上位クラスでの決め手は今一つだが、開花後の堅実な走りが可能。 アウトストラーダはNorthern Dancer6×4の系列ぐるみを主導として、祖母内Nureyevに血を集合させた配合形態。少しムラな面はありそうだが、好調期の意外性発揮が期待できる芝・ダート兼用タイプ。 8月22日 新潟5R・ダ1800m・15頭 ノームストリーム カズカポレイ ゴールドレガシー ブルースコード タマダイヤモンド ノームストリームの配合はMr. Prospector4×3(中間断絶)を呼び水として、母の父Kingmamboを強調。シンプルな形態のもと、欧米のスピード・スタミナ要素が活用され、早期の開花が見込めるタイプ。 カズカポレイはNorthern Dancer6・6・6・8×6の系列ぐるみを主導とした異系形態を示し、特に母の父クロフネの血がうまく再現されている。早期完成型ではないが、芝・ダートともに対応可能。 小倉5R・芝1200m・17頭 メイケイエール シュルレアリスト ペガサスウイング スパークリングアイ タイセイレガリア メイケイエールはサンデーサイレンス3×4(単一)、デインヒル4×4(中間断絶)を前面に持つ近親配合だが、生きているスピード・スタミナの質は良好。しぶとい先行力発揮が見込めるマイラータイプ。 シュルレアリストの配合は父オルフェーヴルの持つ欧州系スタミナを生かし切れなかったが、母内の米系スピードがシンプルに活用された点は長所。同父産駒としては早期に仕上がる可能性を秘めている。 小倉6R・ダ1700m・16頭 ダノンハーロック ベリエドール ゴールドジャーニー サヴァ ビシャモンテン ダノンハーロックはNorthern Dancer5・6・6・8×5・6の系列ぐるみを主導として、影響度数値④ ⑤③④と好バランスを保つ配合形態。開花後のしぶとさ・堅実性を秘めた芝・ダート兼用の中距離型。 ベリエドールはサンデーサイレンス4×3の他にRoberto5×4、ノーザンテースト5×5を前面に持つ近親配合で、仕上げやすいタイプではないが、スタミナ面は比較的良好。好調期の意外性を秘めている。 札幌5R・芝1200m・6頭 アスカロン ゲツメンチャクリク ハチノヘタイショウ アスカロンの配合はMr. Prospector3×5の系列ぐるみが主導。近親度が強くムラな面はありそうだが、父内米系スピードの生かし方は良好。芝・ダートを問わず、早期に先行力を生かした走りが期待できる。 ゲツメンチャクリクは主導の明確性に欠ける点が惜しまれるが、母ワナ(新潟2歳S)の良さが再現された点は魅力。瞬発力は今一つだが、Djebelのスタミナアシストを受け、スピードの持続力に優れた配合馬。 8月16日 新潟5R・芝1800m・18頭 ヴェイルネビュラ セータステソーロ セイハロートゥユー アドマイヤハレー ヴルカーノ ヴェイルネビュラはMr. Prospector4×5(単一)を呼び水として、Secretariat(=Syrian Sea)5・6×5の系列ぐるみにより全体をリード。スピード・スタミナや全体のバランスに優れた配合馬。 セータステソーロはオープンクラスで活躍したオツウの全弟。影響度数値⑦③③⑤と全体のバランスがしっかり整った血統構成の持ち主で、開花後は芝中距離路線で安定した走りを見せる可能性がある。 小倉5R・芝1200m・15頭 キリシマムテキ カシノレオ ダイヤモンドヘッド ヒムカノロッキー テイエムサツマオー キリシマムテキはRoberto6×4とMr. Prospector 5×5の系列ぐるみが主導。父母双方に不備を生じたことは惜しまれるが、血の結合状態は良く、好調期に意外なしぶとさを発揮する可能性がある。。 カシノレオはHalo6×4の系列ぐるみを主導として、母の父キングヘイローのスピードを再現。祖母内ノーザンテーストの影響力も強く、安定味や瞬発力は今一つだが、早期レースでの意外性を秘めた配合馬。 小倉6R・芝1200m・18頭 ポールスター カレンロマチェンコ カフジヴィオレッタ パラマウント ウインスーリール ポールスターはサンデーサイレンス4×3(単一)を呼び水として、影響度数値⑦③⑧③とバランス良くまとめられた点が魅力。モーリス産駒としては仕上げやすく、開花後は安定した末脚発揮が期待できる。 カレンロマチェンコはMr. Prospector5×5の系列ぐるみを主導として、Hail to Reason、Buckpasserなど米系スピード・スタミナを補給。硬い馬場での瞬発力は今一つだが、しぶとさ・タフさを備えた配合馬。 札幌5R・芝1800m・6頭 キングストンボーイ ナックイルシーブ ダイシンピスケス キングストンボーイの配合はMr. Prospector4×3(単一)を呼び水として、Mill Reef6×5(中間断絶)のスタミナを傘下に収めた形態。平均ペースの芝中距離戦でスピードの持続力を発揮するタイプ。 ナックイルシーブはNorthern Dancer5×5の系列ぐるみを主導として、シンプルにまとめられた血統構成。上位クラスでの決め手は今一つだが、芝・ダート兼用資質を備え、開花も比較的早いタイプ 8月15日 新潟5R・芝1600m・18頭 ロンドンネス シュバルツカイザー イルーシヴパンサー イワナ ストライプ ロンドンネスは欧州スプリントG1を2勝した名牝Park Appeal3×3(単一)を呼び水として、欧州系スピード・スタミナをまとめた個性的で妙味のある血統構成。仕上がった際の意外性は十分に秘めている。 シュバルツカイザーはNorthern Dancer5・6×5の系列ぐるみを主導として、母の父内Blushing Groomのスピードをアシスト。スタミナはKlaironが生きており、平均ペースのレースでしぶといタイプ。 新潟6R・芝1400m・18頭 ブルーダイヤ カラパタール グリーンシュート タイガーリリー スノウリリー ブルーダイヤの配合はサンデーサイレンス4×3(単一)を呼び水として、父母の持つ良質なスピード・スタミナ要素を活用。使われつつ徐々に良化するタイプだが、開花後の安定した走りが見込める。 カラパタールはNorthern Dancer クロスを伴うノーザンテースト4×4により全体をリード。血の統一性を欠くため、瞬発力のあるタイプではないが、好調期には芝・ダートを問わず意外性発揮が可能。 小倉5R・芝1200m・13頭 アイアンムスメ ケンシゲツ テイエムサツマドン コウユーダンサー ルクシオン アイアンムスメの配合はNorthern Dancerクロスを伴うノーザンテースト4×4の主導が明確になった点が見どころ。切れ味のある脚質ではないが、比較的仕上げやすく、好調期にしぶとい脚を使えるタイプ。 ケンシゲツはHalo6×4の系列ぐるみと、Northern Dancerクロスを伴うDanzig4×5により全体をリード。決してシンプルな配合形態とはいえないが、好調期の意外性を秘めたスピード型の血統構成の持ち主。 小倉6R・芝1400m・18頭 スンリ クァンタムレルム カレンプリマドーナ ミニーアイル テンハッピーローズ スンリの配合はSecretariat5×5の系列ぐるみを主導として、Hail to Reason、Almahmoud、Native Dancerのスピードをアシスト。キズナ産駒としてはスピード優位の内容で、早期の開花が見込めるタイプ。 クァンタムレルムはNorthern Dancer5×4・6の系列ぐるみを主導として、KrisとMr. Prospectorクロスにより欧米の血をまとめた血統構成。短距離タイプではないが、好調期の意外性は十分に秘めている。 札幌5R・芝1500m・5頭 エイボンクリフ ソルティエラ フラリオナ エイボンクリフはDanzig4×5の系列ぐるみを主導として、Lyphard、Crepello、Sir Ivorなど良質なスピード・スタミナをアシスト。本格化に時間を要する内容だが、仕上がった際の底力を秘めた配合馬。 ソルティエラはサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、Hail to Reasonの系列ぐるみにより全体をリード。硬い馬場での瞬発力は今一つだが、好調期のしぶとさや洋芝適性を秘めている。 8月9日 新潟5R ・芝2000m・15頭 ヴィルヘルム トーセンインパルス ランドオブリバティ ディクテイター タンジェントアーク ヴィルヘルムはサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、Hail to Reasonの系列ぐるみにより全体をリード。全体のバランスがしっかり整い、スピードの持続力や堅実性を秘めた中距離型。 トーセンインパルスの配合は母の血を生かし切れなかったことが惜しまれるが、父の父方Haloへの血の集合力を備え、仕上げやすい配合内容を示している。早期からしぶとい末脚を武器とした走りが可能。 新潟6R ・芝1600m・18頭 ベルヴォーグ ルース スカーレットテイル インフィナイト ニシノソメイノ ベルヴォーグの配合はNorthern Dancer-Nearctic の系統を主導として、非常にバランス良くまとめられた点が見どころ。仕上げやすい内容で、早期の中距離路線で安定した走りを見せる可能性を秘めている。 ルースは少しシンプルさに欠ける配合形態だが、強調された母の父グラスワンダーのキーホースがきめ細かく押さえられた点に妙味がある。平均ペースのマイル~中距離戦でスピードの持続力を生かすタイプ。 札幌5R ・芝1800m・8頭 オーソクレース ロードリスペクト シティレインボー マクシミリアン オーソクレースはサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、Northern Dancerクロスを伴うSadler's Wells4×5により全体をリード。父の母シーザリオ強調型で、洋芝の中距離戦は合うタイプ。 ロードリスペクトはAlzao4×3(中間断絶)を呼び水として、Storm Bird、Haloのスピードを活用した個性派配合馬。仕上げ・調整は難しいタイプだが、きっちり開花した際の意外性は十分に秘めている。 8月8日 新潟5R ・芝1600m・18頭 コンソレーション レッドベルオーブ スズノナデシコ アオイカツマ クッキートン コンソレーションはサンデーサイレンス4×3(単一)を呼び水として、祖母ビスクドール(トゥザヴィクトリーの全妹)を強調。硬い馬場での瞬発力勝負は課題だが、平均ペースでのしぶとさ発揮は可能。 レッドベルオーブはデイリー杯2歳Sの勝ち馬レッドベルジュールの全弟。クロス馬の種類が少なく、ディープインパクト産駒としては早期の開花が見込める配合で、緒戦からスピード対応可能なタイプ。 新潟6R ・ダ1800m・15頭 ミエノハヤブサ アイノファンタジー カイトエイティー サトノロイヤル コスモマイディア ミエノハヤブサはMr. Prospector4×4(単一)を呼び水として、Hail to Reasonのスピード、Nijinskyのスタミナを活用。祖母プリエミネンスの良さが再現され、ダート巧者タイプの血統構成を示している。 アイノファンタジーはMill Reef4×5の系列ぐるみが明確な主導となった妙味のある配合馬。日本では上位実績を残しにくい内容であることは否めないが、開花後のしぶとさ・タフさ発揮は十分に期待できる。 札幌5R ・芝1200m・9頭 シーオブクラウズ ゴットゴーゴー テーオーメアリー サトミノヒカリ シーオブクラウズの配合はNorthern DancerとHail to Reasonの系列ぐるみが主導。血の集合の明確性を欠き、クラスが上がった際の決め手は今一つだが、芝・ダート兼用型で距離の適応範囲は広いタイプ。 ゴットゴーゴーはNorthern Dancerクロスを伴うNijinsky7×5・6を主導として、母の父スペシャルウィークを強調。今回は短距離対応が課題になりそうだが、開花後の堅実性を秘めた好バランスの配合馬。 8月2日 新潟5R・芝1600m・18頭 プラウドルック アカイトリノムスメ ジネストラ クラーロイメル オーケーパッション プラウドルックはNorthern Dancer(=Arctic Dancer)5×5・5・6の系列ぐるみが明確な主導となった点が魅力。クロス馬の種類も比較的少なく、早期に頭角を現す可能性を秘めた血統構成の持ち主。 アカイトリノムスメは父母間に世代ズレが見られ、安定味や底力といった点に不安を残すが、シンプルで個性的な異系形態を示すことは確か。こちらも早期の仕上がりが可能で、好調期の意外性を秘めている。 新潟6R・芝1200m・18頭 フライングバレル ゴーゴーレインボー クムリポ ナムラスパロー デイトンウェイ フライングバレルは短距離重賞を5勝しているダノンスマッシュの全妹。Mr. Prospector4×4の系列ぐるみを主導として、Princequilloなどのスタミナがアシストされ、スピードの持続力に優れた配合馬。 ゴーゴーレインボーはNorthern Dancer5×5・5(中間断絶)を呼び水として、母ケージーレインボーの持つスピード・スタミナを再現。開花後は芝・ダートを問わず安定した走りが期待できるタイプ。 札幌5R・芝2000m・7頭 バニシングポイント マテンロウスタイル ライフサイエンス コニャック バニシングポイントはUnbridled3×3(単一)を呼び水として、In Realityクロスを伴うMoon Glitter(=Relaunch)4×5により全体をリードする個性派配合。本質はダート向きだが、洋芝への対応は可能。 マテンロウスタイルの配合はNorthern Dancer5× 4の系列ぐるみが明確な主導となった点に見どころがある。全体のバランスも良く、開花後は平均ペースのマイル~中距戦で安定した走りができるタイプ。 8月1日 新潟5R・芝1800m・16頭 アドマイヤハダル トレデマンド ペドラフォルカ グランモナルカ ダノンバジリア アドマイヤハダルはNorthern Dancer5・6・6・8×5・6(中間断絶)を呼び水として、シンプルかつバランス良くまとめられた血統構成。開花後は芝マイル~中距離路線で堅実な走りが可能な配合馬。 トレデマンドは父母間に世代ズレを生じているが、LyphardとPocahontasを前面でクロスさせ、父の母方Alzaoへの血の集合が明確になっている。クロス馬の種類も少なく、早期レースで有利に戦えるタイプ。 札幌5R・芝1500m・9頭 ククナ ヴァーチャリティ ユキノフラッシュ オパールムーン ククナの配合はNashua5×6の系列ぐるみを主導として、父の父Kingmamboを強調。全体のバランスやスタミナ面は良好で、平均ペースの芝中距離向き。開花後は息の長い末脚を武器とした走りが見込める。 ヴァーチャリティは主導の明確性を備えられなかったことが惜しまれるが、シンプルな配合形態を示しており、特に祖母シャンランの持つ欧州系の血の生かし方に妙味がある。力の要る洋芝は合いそうなタイプ。 7月26日 新潟5R・芝1800m・13頭 ルコルセール レッドルーベンス サンデーアーサー ドゥラヴェルデ ヴェルナー ルコルセールの配合はNorthern Dancerクロスを伴うNureyev5×3を主導として、Nijinskyのスタミナをアシスト。祖母ニキーヤの血がきめ細かく活用されており、芝・ダートを問わずしぶとい走りが可能。 レッドルーベンスは主導の明確性を欠くため、本格化に時間を要するタイプだが、スピード・スタミナや全体のバランスはしっかり整っている。開花後は芝中距離路線で安定した走りが見込める好配合馬。 新潟6R・芝1400m・15頭 グレナディアガーズ ニンジャゴー イルクオーレ フーラリ アルビレオ グレナディアガーズはNorthern Dancer主導の父Frankelと、Mr. Prospector主導の母ウェイヴェルアベニューの特徴をうまく組み合わせた配合馬。瞬発力勝負よりもスピードの持続力を持ち味とするタイプ。 ニンジャゴーはNorthern Dancer4×5(中間断絶)を呼び水として、Lady AngelaとAlmahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。全体の血の流れが良く、早期に仕上がる可能性があるマイル~中距離型。 札幌5R・芝1800m・7頭 ミルウ バスラットレオン ポルトヴェッキオ プラチナトレジャー ミルウはAlmahmoudの系列ぐるみを主導として、これにSicambreのスタミナをアシストした個性的な異系交配馬。必ずしも早期に完成するタイプではないが、開花後は芝中長距離路線でタフな走りが可能。 バスラットレオンの配合は主導の明確性に欠ける点が惜しまれるが、Hail to ReasonとSir IvorクロスがTurn-toを介してしっかり連動した点に妙味があり、好調期に意外なしぶとさを発揮する可能性がある。 札幌6R・ダ1700m・6頭 トーセンルチアーノ レガーメダモーレ ショウリノカンパイ トーセンルチアーノの配合はTurn-toクロスをHail to ReasonとNorthern Dancerの系列ぐるみを主導として、母エルフィンパークを強調。比較的仕上げやすく、ダート1700mという条件も合っている。 レガーメダモーレもHail to ReasonとNorthern Dancerクロスを前面で活用。こちらはどちらかといえば芝向きの配合内容だが、父母内のスピードキーホースが押さえられており、距離適性は備わっている。 7月25日 新潟5R・芝1600m・18頭 ダノンランディ リフレイム エイカイファントム ギャリエノワール ノースザワールド ダノンランディはMr. Prospector4×5(中間断絶)を呼び水として、Northern Dancerの系列ぐるみにより全体をリード。少しシンプルさに欠けるが、平均ペースのレースでしぶとい脚を使えるタイプ。 リフレイムはStorm Cat4×4、Unbridled4×4(ともに中間断絶)を前面に持つ個性派配合。硬い馬場での瞬発力勝負に向くタイプではないが、時計を要する芝やダート戦での意外性は十分に秘めている。 新潟6R・ダ1200m・15頭 サトノアポロン チャペルレーン マリノエンブレム コウバコ ビーアップ サトノアポロンの配合はNorthern Dancerの系列ぐるみとRibotクロスを伴うHis Majestyを前面で活用。仕上げやすさに欠けることは否めないが、ダート巧者型の内容を示し、距離の融通性も備わっている。 チャペルレーンはNative Dancerクロスを伴うRaise a Native5×5により全体をリード。影響度数値③⑥ ⑤④と非常にバランス良くまとめられた点に魅力があり、開花後の堅実な走りが期待できるタイプ。 札幌5R・芝1200m・6頭 レゼール スマートジュリアン ネオペトリコール レゼールはNorthern DancerとHail to Reasonの系列ぐるみを主導として、バランス良くまとめられた血統構成。血の集合が不明確で硬い馬場での決め手は今一つだが、開花後の堅実性やしぶとさを秘めている。 スマートジュリアンはHalo3×4(中間断絶)を呼び水として、父ダイワメジャーの持つスピード・スタミナ要素をしっかり活用。ムラな面はありそうだが、早期の仕上がりが込める芝・ダート兼用型配合馬。 7月19日 福島5R・芝1800m・16頭 グローリアスカペラ オレンジフィズ アレッタレジーナ アイスムーン メイサウザンアワー グローリアスカペラの配合はサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、母の父ダイワメジャーのスピードや父の父方Kris S.のスタミナを再現。開花は比較的早く、距離の1800mも合っている。 オレンジフィズもサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水とした配合形態。母系に不備を生じたため硬い馬場での決め手は今一つだが、全体のバランスは整い、平均ペースのレースでしぶといタイプ。 福島6R・芝1200m・12頭 オールアットワンス ウエスタンアミーゴ ゲッレールト スキピオ ペトリコール オールアットワンスはMr. Prospector5×4の系列ぐるみを主導として、LyphardやSir Ivorなどのスピード・スタミナを補給。必ずしも仕上げやすい配合内容ではないが、生きている血の質の良さは魅力。 ウエスタンアミーゴはNorthern Dancer4・5× 5・6(中間断絶)を呼び水として、強調された父Oasis Dream(欧州スプリントG1・3勝)のスピードを再現。瞬発力勝負よりも力の要る馬場が合う。 阪神5R・芝2000m・12頭 レッドジェネシス ビップランバン エイシンディアデム ラーゴム レイワプリンセス レッドジェネシスはHail to ReasonとAlmahmoudの系列ぐるみを主導として父の父方Haloを強調。Sir Gaylord-Somethingroyalアシストを受け、芝中距離戦に適したスピード・スタミナ比率を示している。 ビップランバンは父母間に世代ズレを生じ、必ずしも信頼度の高い血統構成ではないが、Tantiemeクロスを伴うReliance6×4やPrince Chevalier6×6など、重厚な欧州系スタミナを活用した点に妙味がある。 函館5R・芝1800m・9頭 ゾディアックサイン ルミナスゲート ジオルティ セイウンオードリー ゾディアックサインの配合はサンデーサイレンス4×3(単一)を呼び水として、Northern Dancerクロスを伴うノーザンテースト5×5により全体をリード。好調期にしぶとい末脚を武器とした走りが可能。 ルミナスゲートは決してバランスの良い配合形態ではないが、Northern Dancer4・4×4の系列ぐるみが明確な主導となり、生きているスピード・スタミナの質も良好。力の要る洋芝は合いそうなタイプ。 7月18日 福島5R・芝1800m・14頭 ケイツーマルカ トーセンマーク ファビュラスノヴァ ノアファンタジー ドラミモン ケイツーマルカはHail to Reasonクロスを伴うHalo4×4を主導として、配合の難しい父ロージズインメイの血をうまくまとめている。芝・ダート兼用資質を備え、開花後のしぶとい走りが期待できる。 トーセンマークの配合はNorthern Dancerクロスの派生がなく、Hail to Reasonの系列ぐるみが主導。母の父内Kris S.を強調したシンプルでバランスの良い形態を示し、開花後の安定した走りが可能なタイプ。 福島6R・ダ1150m・16頭 アレナマエストロ アジアノジュンシン サノラカ ルミナスライン ワンプレート アレナマエストロはNative Dancerクロスを伴うRaise a Native5×5を主導として、Tom FoolやSecretariat、Almahmoudなど米系スピードをアシスト。開花後はダート路線で堅実な走りが可能。 アジアノジュンシンは主導の明確性に欠けることが惜しまれるが、シンプルかつバランス良くまとめられ、特に祖母プリンシパルマーゴの血がうまく再現されている。タフさを秘めたダート巧者タイプ。 阪神5R・芝1400m・17頭 ショックアクション キトゥンズワルツ ヴェールクレール ニューアリオン レベルタウン ショックアクションはNorthern Dancer4・5× 5・6・6の系列ぐるみ主導が明確で、これにRed GodやCrimson Saintのスピードをアシスト。少しムラな面はあるが、好調期の意外性は十分に秘めている。 キトゥンズワルツの配合はMr. Prospector6×5ののスピードを強調し、Buckpasser、Round Table などのスタミナを補給。米系の血の生かし方が良く、時計を要する芝やダートでしぶとい走りが期待できる。 阪神6R・芝1200m・13頭 ヘネラルカレーラ クリオズナ ミヤジオシャラク リリアンフェルス マリーナ ヘネラルカレーラはSir Ivor6×4(中間断絶)を呼び水として、Hail to Reason、Bold Ruler、Native Dancerなどのスピードを傘下に収めた個性派配合。キズナ産駒としては短距離対応力が備わっている。 クリオズナは主導の明確性を欠くことが惜しまれ、クラスが上がった際の決め手は今一つだが、全体のバランスは悪くない。開花後のしぶとさ・タフさ発揮が可能で、少し時計を要する芝が合うタイプ。 函館5R・ダ1000m・8頭 ミカンサン アルナージ インディナート コニャックダイヤ ミカンサンはMr. Prospector5×4の系列ぐるみを主導として、祖母プリエミネンス(ダート重賞8勝)のスピードを再現。父ダノンレジェンドのスピードも活用され、ダート巧者型の配合内容を示している。 同じくダノンレジェンドを父に持つアルナージは、Blushing Groom4×4(中間断絶)を呼び水とした個性派配合。少し仕上げにくいが血の質は良好で、好調期に意外なしぶとさを発揮する可能性がある。 7月12日 福島5R・芝2000m・14頭 サトノフォーチュン ウインザナドゥ アイリッシュムーン グランスエーニョ コスモオニアシゲ サトノフォーチュンの配合はAlmahmoudの系列ぐるみにより全体をリードし、Somethingroyalのスタミナをアシストしたシンプルな形態。成長力・底力は今一つだが、比較的早期の開花が見込めるタイプ。 ウインザナドゥの配合はHail to Reasonクロスを伴うHalo3×5、次いでNorthern Dancerクロスを伴うLyphard4×6が主導。近親度が強く堅実なタイプではないが、好調期の意外性は十分に秘めている。 福島6R・芝1200m・12頭 フィジータイム ナムラアダーラ ショウナンラスボス スターマン トキノワンカラット フィジータイムの配合は主導の明確性に欠ける点が惜しまれるが、Crepello、Bold Rulerなど欧米のスピード・スタミナ要素がしっかり活用された点は魅力。開花後のしぶとさ発揮が可能なマイラータイプ。 ナムラアダーラはHalo4×5の系列ぐるみを主導として、トウショウボーイ4×5(中間断絶)によりスピードをアシストした個性派配合馬。単調な面はあるかもしれないが、短距離戦への適性は備わっている。 阪神5R・芝1800m・7頭 ヨーホーレイク パラダイスアレイ セファーラジエル ビブラマリエ ヨーホーレイクはカミノタサハラ、ボレアスらの重賞活躍馬を全兄に持つお馴染みの良血。父内Haloへの血の集合力に見どころのある配合で、早期から安定した走りを見せる可能性を秘めた芝・ダート兼用型。 パラダイスアレイはNorthern Dancer5×4・6(中間断絶)を呼び水として、Almahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。バランス良くまとめられた点が魅力で、開花後は安定した末脚発揮が可能。 阪神6R・ダ1400m・13頭 レッドソルダード ゼンノアンジュ サプライズギフト テイエムマジック ハヌマーン レッドソルダードの配合はMr. Prospector4×4(中間断絶)を呼び水として、Hail to Reason、Buckpasserなど米系スピード・スタミナを前面に配置。距離の適応範囲が広いダート巧者タイプの内容。 ゼンノアンジュはBold Rulerのスピード、Prince Johnのスタミナを前面で活用。強調された祖母エシュクアルバーの生かし方に魅力がある。こちらもダート適性は高く、仕上がた際の意外性を秘めた配合馬。 函館5R・芝1800m・7頭 ロジモーリス ソダシ ギャラントウォリア サンネイプルズ ロジモーリスの配合は父の父方グラスワンダーと祖母内Lucky Robertoがうまく呼応。Danzig5×5のスピードとRoberto5×5のスタミナが強調されており、好調期に先行力を武器とした走りが可能。 ソダシはNorthern Dancer、Never Bend、Hail to Reasonが前面でクロス。血の集合の明確性に欠ける配合形態だが、生きている血の傾向からすると芝・ダート兼用型。洋芝の1800mという条件は合っている。 7月11日 福島5R・芝1800m・13頭 ドゥラモンド ヒットザシーン トロワエスポワール ゴールドベレー ナヴィリオ ドゥラモンドはMr. Prospector4×5(中間断絶)を呼び水として、Hail to Reason、Buckpasserなど米系スピード・スタミナを傘下に収めた配合形態。バランスが整い、開花後のしぶとさやタフさ発揮が可能。 ヒットザシーンはNorthern Dancerクロスを伴うDanzig4×5の主導が比較的明確になった点が見どころ。Raise a NativeやTom Foolのスピードアシストを受け、好調期の意外性を秘めた芝マイル~中距離型。 福島6R・芝1200m・15頭 クレマチステソーロ メジャーグルーヴ ブルーバード ヒロインカラーズ ニシノイルマーレ クレマチステソーロはMr. Prospector5×4の系列ぐるみを主導として、Secretariatのスピード、Round Tableのスタミナをアシスト。米系の血の生かし方に妙味のある芝・ダート兼用の短距離~マイルタイプ。 メジャーグルーヴはNorthern Dancerクロスを伴うノーザンテースト3×4が主導。ムラな面はありそうだが、血の流れや結合に良さがあり、ダイワメジャー産駒らしい早期勝負型の配合内容を示している。 阪神5R・芝1600m・13頭 ダノンシュネラ アルムファーツリー フォティノース チカリヨン センショウライツ ダノンシュネラはKingmambo(=Monevassia)3×3(単一)により全体の血ををまとめた個性派配合馬。父母内のスピード・スタミナ要素がきめ細かくクロスとなっており、早期レースにも対応可能。 アルムファーツリーの配合はHalo5×4の系列ぐるみが明確な主導となり、全体のバランスも整っている。どちらかといえばスピード優位で、開花後はマイル前後の距離で安定した走りが期待できるタイプ。 阪神6R・芝1200m・8頭 ニシノカムイ ケイセブン セレッソフレイム メイショウミツヤス ニシノカムイはサンデーサイレンス3×3(単一)を呼び水として、Northern Dancerクロスを伴うノーザンテースト5×4で全体をリード。ややムラだが、血の結合が良く好調期のしぶとさが備わっている。 ケイセブンもサンデーサイレンスとノーザンテーストのクロスを前面に持つ配合形態。シンプルさに欠けるため硬い馬場での瞬発力勝負は割引が必要だが、芝・ダートを問わず好調期に意外性発揮が可能。 函館5R・芝1200m・13頭 クインズムーン ロゼット イズジョードリーム カイザーノヴァ カルフレグランス クインズムーンはGrey Sovereign-Nasrullahを主導として、Tom Fool-Menow、Turn-toなどのスピードをアシスト。必ずしも硬い芝向きではないが、開花後は短距離~マイル路線で粘りある走りが可能。 ロゼットの配合は父ルーラーシップの血の流れを再現した内容ではないが、Mr. Prospector4×6の系列ぐるみを主導として、欧米の血をバランス良くアシスト。比較的早期の開花が見込めるスピードタイプ。 7月5日 福島5R・芝1800m・16頭 スペシャルドラマ タウゼントシェーン スワーヴエルメ オーホンブリック セイウンロミオ スペシャルドラマの配合はサンデーサイレンス4× 3(中間断絶)を呼び水として、Hail to ReasonとSomethingroyalの系列ぐるみにより全体をリード。切れ味はやや不足するが、芝1800m戦は合っている。 タウゼントシェーンは母系に配置されたドイツ系を活用できず、クラスが上がった際の信頼度は今一つだが、父の父方Haloに血を集合させた点に妙味がある。平均ペースのレースでしぶとい脚が使えるタイプ。 福島6R・芝1200m・12頭 ニューフィー ビギニングドリーム セイーサ ロンギングバース マイネルカーニバル ニューフィーの配合はMr. Prospector5×4の系列ぐるみ主導の明確性が見どころ。Hail to Reasonのスピード、Mill Reefのスタミナアシストを受け、好調期にしぶとい走りが可能な芝・ダート兼用タイプ。 ビギニングドリームはSeeking the Gold4×4(中間断絶)により欧米のスピード・スタミナをまとめた個性派配合。こちらも芝・ダート兼用型で、仕上がった際に意外なスピードを発揮する可能性がある。 阪神5R・芝1600m・15頭 コンヴェクトル ステラヴェローチェ サンデージャック テーオーダヴィンチ イリマ コンヴェクトルの配合はTurn-toクロスを伴うHail to Reason5×5が主導。父内欧州系スタミナを生かし切れなかったが、Haloやノーザンテースト、テスコボーイが強調され、仕上げやすさが備わっている。 ステラヴェローチェはHaloとNorthern Dancerの系列ぐるみを主導とした配合形態で、生きている血の質の良さが魅力。シンプルさに欠けるためムラだが、好調期に平均ペースのレースでしぶといタイプ。 函館5R・芝1800m・6頭 アランデル アークライト ライトニングホーク アランデルはBering3×3(中間断絶)を呼び水として、Lyphard5×5・5の系列ぐるみにより全体をリードする非常に個性的な血統構成。スピードの引出しに時間を要するが、動向にぜひ注目したい一頭。 アークイライトの配合はGainsboroughを核とした血の流れや、父の父方Haloへの集合力を備えた点に妙味があり、開花は比較的早いタイプ。全姉ハープスター(桜花賞)の実績が示す通り差し脚に良さがある。 7月4日 福島5R・芝1200m・10頭 テセウス ビーマイベイビー サツキティアラ セイウンダイモス ラインオブフェイト テセウスの配合はMr. Prospector5×5の系列ぐるみを主導として、Blushing Groom4×5(中間断絶)を通じて良質なスピード・スタミナをアシスト。短距離路線でしぶとい先行力発揮が期待できるタイプ。 ビーマイベイビーはCaerleon4×4の系列ぐるみを主導とした個性派配合。サンデーサイレンス3×4やAlleged5×5も派生し、必ずしもスプリンタータイプではないが、好調期の意外性を秘めた配合馬。 福島6R・ダ1150m・16頭 バクシン ミスズグランドオー チェリーオリオン マイネルレペスト マイネルタイムリー バクシンはRaise a Native5×5の系列ぐるみを主導として、Almahmoudのスピードを補給した仕上がり早の配合馬。血の統一性を欠くため切れ味は不足するが、ダート適性や距離の融通性が備わっている。 ミスズグランドオーはBold Ruler5×6・6・7の系列ぐるみを主導として、強調された父サウスヴィグラスの良さを再現。堅実なタイプではないが、同父産駒らしいダート巧者型の血統構成を示している。 阪神5R・芝1400m・16頭 ジャカランダレーン ジャンカズマ シャスティーナ スカーレットジンク レッドロムルス ジャカランダレーンはサンデーサイレンス4×3の系列ぐるみにより全体をリード。近親度は強いものの、主導の明確性を備えた点はこの配合の見どころ。父ラブリーデイ自身よりもスピード優位の内容。 ジャンカズマはNorthern Dancer5・5・6・7× 5・5の系列ぐるみにより全体をリード。全兄サーブルオールがマイル以上で5勝を挙げているように短距離型の内容ではないが、血統構成はなかなか優秀。 阪神6R・ダ1200m・9頭 デュアリスト バイオレットジンク サムワンスペシャル ヨッシーフェイス デュアリストの配合はHalo4×5の系列ぐるみが主導。Raise a Nativeのアシストなど米系スピードの生かし方に見どころがあり、早期の短距離~マイル戦向き。先行力を武器としたしぶとい走りが可能。 バイオレットジンクはシンプルさに欠ける配合形態だが、Mr. Prospector4×5(中間断絶)、Seattle Slew4×5・6(単一)などを前面に持ち、父パイロのイメージ通りダート巧者型の内容を示している。 函館5R・芝1200m・10頭 プライムデイ スカイトライア ボイオートス ワールドクルーズ スイートアリエス プライムデイの配合はBusted5×6(中間断絶)、Highclere(単一)を前面に持ち、欧州系の血をうまくまとめた点が魅力。必ずしもスプリンター型ではないが、仕上がった際の意外性は十分に秘めている。 スカイトライアはNorthern Dancer5×4(中間断絶)を呼び水として、Native Dancer、Bold Rulerなど米系スピードを傘下に収めている。こちらも短距離型ではないが、好調期のしぶとさが備わっている。 6月28日 東京5R・芝1600m・16頭 ディアマンテール ロードマックス コウソクカレン コスモカルティエ ミュラッカ ディアマンテールはトライマイベスト(=El Gran Senor)5×4の系列ぐるみが明確な主導となった個性派配合。母内で生きている血の内容からすると晩成型だが、なかなか妙味のある内容を示している。 ロードマックスはNorthern Dancerクロスを伴うLyphard4×6とSir Ivor5×6の系列ぐるみを通じて、父の母方Alzaoの血をしっかり活用。ムラな面はあるが、早期に頭角を現す可能性を秘めている。 東京6R・ダ1400m・16頭 ミエノムガール ニーヨル タイセイコマンド ニシノミズカゼ ベネフィサンス ミエノムガールはシンプルさに欠ける配合だが、Mr. Prospector4×3(中間断絶)の呼び水とNashuaの系列ぐるみ主導がうまく効果を発揮。芝・ダートを問わず、好調期に意外性発揮が期待できるタイプ。 ニーヨルはMr. Prospector5×4(中間断絶)を呼び水として、Hail to Reason、Bold Rulerなど父母の持つ米系スピード要素を活用。ダート短距離~マイル戦に適した血統構成を示している。 阪神5R・芝1800m・14頭 テンバガー パタゴニア トレサイーユ ダノンザキッド アレクサンドロス テンバガーは主導の明確性に欠けるものの、欧米のキーホースがきめ細かく押さえられ、特にカーネギーやヘクタープロテクターの生かし方に妙味がある。きっちり仕上がった際の意外性は十分に秘めた配合馬。 パタゴニアはLyphard5×5の系列ぐるみが主導。血の集合箇所が不明確になったため、半姉ダノンファンタジーほど仕上がりの早いタイプではないが、開花後は芝中距離路線で安定した走りが期待できる。 函館5R・芝1200m・10頭 ストーンフェンス ディープエコロジー ロイヤルウィープ ウイングリュック ストーンフェンスはBuckpasser5×5(中間断絶)を呼び水として、Nasrullah、Native Dancer、Spy Songのスピードを傘下に収めた配合形態。切れ味のあるタイプではないが、開花後のタフな走りが可能。 ディープエコロジーはマイナーな種牡馬クリーンエコロジーの産駒だが、Seattle Slew5×4(単一)とNorthern Dancerクロスを伴うStorm Bird5×5を持つ個性派配合で、好調期の意外性を秘めている。 6月27日 東京5R・芝1800m・16頭 インヴァリアンス ヤマニンジャベリン ジェミニテソーロ ラペルーズ アンクラウデッド インヴァリアンスの配合は母の血が新しく、堅実な走りを見せるタイプではないが、Northern Dancerクロスを伴うLyphard4×5の主導が明確になった点は長所。芝中距離戦でしぶとい末脚発揮が見込める。 ヤマニンジャベリンはNorthern Dancer5・6× 4・5の系列ぐるみを主導として祖母内Nijinskyを強調。開花は遅めだが、Graustark(=His Majesty)のアシストを受け、スタミナ面に見どころがある。 阪神5R・芝1200m・8頭 マテンロウルビー メイショウイチヒメ アルーリングギフト ウェーブメジャー マテンロウルビーはMr. Prospector4×5(単一)を呼び水として、Secretariat(=Syrian Sea)5・6×6の系列ぐるみにより全体をリード。米系の血の生かし方が良く、スピードの持続力に優れた配合馬。 メイショウイチヒメはHail to Reasonクロスを伴うHalo4×4のスピードに、NijinskyやNashuaのスタミナをアシスト。シンプルさに欠けるものの、開花後はしぶとい先行力を武器とした走りが期待できる。 函館5R・芝1200m・11頭 ドナタイフーン フォドラ ニシノカグラ ワイドモーゼ ラストサムライ ドナタイフーンの配合はMr. Prospector4×5の系列ぐるみが主導。血の統一性に欠けるため、硬い馬場での瞬発力はやや不足するが、欧米のキーホースが押さえられ、芝・ダートを問わずしぶとい走りが可能。 フォドラはHornbeam7×5の系列ぐるみを主導として祖母内トニービンを強調。影響度数値④④④⑥と全体のバランスがしっかり整い、開花後の安定した走りが可能。距離延長への対応力も備わっている。 函館6R・ダ1000m・8頭 サブロンカズマ ルーチェドーロ ジョディーズマロン パンプイットアップ サブロンカズマの配合はLady Angelaクロスを伴うNorthern Dancer5×4・6の系列ぐるみを主導として、祖母内ノーザンテーストに血を集合させた形態。早期からスピード発揮が可能な芝・ダート兼用型。 ルーチェドーロはMr. Prospector5×5の系列ぐるみが主導。Northern DancerとHail to Reasonも5代目で系列ぐるみとなり、血の集合の明確性に欠けるが、ダートや芝重など力の要る馬場に適性がある。 6月21日 東京5R・芝1600m・13頭 アドマイヤレビン ブルーシンフォニー カランドゥーラ スーパーホープ トーセンチャールズ アドマイヤレビンはHalo3×5(中間断絶)を呼び水として、Almahmoudの系列ぐるみにより全体をリード。祖母内Rainbow Quest、サザンヘイローがうまく活用され、早期から安定した走りが期待できる。 ブルーシンフォニーはDanzig4×4の系列ぐるみを主導として、His Majestyのスタミナをアシスト。父の父グラスワンダーと母の父コマンズがうまく呼応しており、マイル路線での意外性を秘めた配合馬。 阪神5R・芝1600m・16頭 ブレイブライオン サトノアイ ヴィゴーレ マコトオテギネ シュヴァリエローズ ブレイブライオンの配合は父の主導Almahmoudのクロスがなく、Turn-toクロスを伴うHail to Reason 4×5が主導。切れ味のあるタイプではないが、堅実性を秘めた芝・ダート兼用のマイル~中距離型。 サトノアイは父母間に少し世代ズレを生じた配合形態で、安定味は今一つだが、結果的に「31」という極端に少ないクロス馬でまとめられた点に妙味がある。早期レースで差し脚を武器とした走りが可能。 函館5R・芝1200m・12頭 ブルースピリット ペプチドハオー ロジネイア ビップレックス リンカーンテソーロ ブルースピリットはKris3×4(単一)により欧米の血まとめた妙味のある血統構成。血の統一性を欠くため仕上げにくい面はあるが、洋芝は合うタイプ。きっちり開花した際の意外性は十分に秘めている。 ペプチドハオーはサンデーサイレンス4×3(単一)を呼び水として、母ペプチドルビー(1400m以下で4勝)のスピードを再現。モーリス産駒としては短距離適性を秘め、芝・ダートともに対応可能。 6月20日 東京5R・芝1400m・16頭 ソングライン ナンヨーローズ ビスボッチャ クールキャッ コスモマッドネス ソングラインの配合はサンデーサイレンス3×4の系列ぐるみが明確な主導となり、これにBustedのスタミナをアシスト。近親度が強くムラな面はありそうだが、好調期の意外性は十分に秘めている。 ナンヨーローズはサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、Hail to Reasonの系列ぐるみにより全体をリード。母の父ダイワメジャーのスピードが再現され、早期レースへの対応が可能。 阪神5R・ダ1200m・12頭 レディステディゴー キュールエライジン インテンスフレイム クリノロッサ タカノアメージング レディステディーゴーは影響力の強い父ダイワメジャー内に不備を生じており、成長力に不安を残す血統構成だが、「40」という少ないクロス馬でまとめられ、早期・短距離戦への適性が備わっている。 キュールエライジンはMr. Prospecotr4×4(中間断絶)を呼び水として、影響度数値⑥②④⑤と好バランスを保つ点が魅力。ホッコータルマエ産駒としてまとまりのある配合形態を示すダート巧者タイプ。 函館5R・芝1200m・11頭 ラピカズマ モンファボリ エターナルルビー ハテンコウ ゴランディ ラピカズマは京王杯2歳Sの覇者モンドキャンノの全弟。父キンシャサノキセキや母の父サクラバクシンオーのスピードがシンプルに再現された血統構成を示し、早期の短距離~マイル適性は高いタイプ。 モンファボリはNorthern Dancer4・5×5・5、Mr. Prospector5×4・5の系列ぐるみにより全体をリード。母内の血の傾向を考えると瞬発力は今一つだが、好調期の意外なしぶとさを秘めた配合馬。 6月14日 東京5R・芝1800m・12頭 レガトゥス オブデュモンド グアドループ レイニーデイ フミロア レガトゥスはサンデーサイレンス4×3(単一)を呼び水として、ノーザンテースト5×5により全体をリード。父母のスピード・スタミナ要素が活用され、しぶとい末脚を武器とした走りが見込める配合馬。 オブデュモンドの配合は強調された母の父Storm Cat内Crimson Satanに不備を生じているが、Storm Bird、Secretariatのスピードはしっかり生きている。比較的仕上げやすく、1800mの距離も合うタイプ。 阪神5R・芝1600m・11頭 ホウオウアマゾン グランデフィオーレ フラーズダルム ブラックライフ ユーロポップ ホウオウアマゾンの配合はNorthern Dancerクロスを伴うNijinsky6×5が主導。上位クラスでの瞬発力勝負はやや不安だが、欧米のスピード・スタイナ要素がしっかり押さえられ、開花後のタフな走りが可能。 グランデフィオーレはサンデーサイレンス3×3(単一)を呼び水として、Northern DancerとMill Reefの系列ぐるみにより全体をリード。硬い芝への対応は課題だが、なかなか面白い血統構成の持ち主。 函館5R・芝1200m・11頭 テネラメンテ リスカム フォルセティ リメス ハクビ テネラメンテの配合はNureyev5×3の系列ぐるみを主導として、Raise a Native5×5のスピードをアシスト。少しシンプルさに欠けるものの、生きている血の質は良く、スピードの持続力に優れている。 リスカムはサンデーサイレンス4×3(単一)を呼び水として、ノーザンテースト、Riverman、Raise a Nativeなどのクロスを通じて父母のスピード・スタミナを再現。仕上がった際の意外性を秘めた配合馬 6月13日 東京5R・芝1400m・13頭 ノックオンウッド スターリングワース トレジャーアイル レオテソーロ ユングヴィ ノックオンウッドの配合はDanzig4×3の系列ぐるみが主導。かなり近親度が強くムラな面はありそうだが、父Frankelの特徴は比較的うまく受け継がれている。スピードの持続力に優れたマイラータイプ。 スターリングワースはNorthern Dancerの系列ぐるみを主導として、祖母内Not For Loveを強調。Bold Ruler、Raise a Nativeなど米系のアシストを受け、好調期には芝・ダートを問わずしぶとい走りが可能。 阪神5R・芝1200m・8頭 モントライゼ ヨカヨカ アカヒゲ エコロキング モントライゼはNorthern Dancer4×4(中間断絶)を呼び水として、シンプルにまとめられた配合形態。母の父Nayefの世代後退で安定味に欠けるが、ダイワメジャー産駒らしい早期完成型のスピード馬。 ヨカヨカはNorthern Dancer5×4・5の系列ぐるみを主導として、祖母内Unfuwainを強調。配合の難しい父スクワートルスクワートの良さは必ずしも再現されていないが、短距離適性は備わっている。 函館5R・芝1000m・11頭 リンゴアメ クムシラコ トーセンロジャー ミラコロヴェルデ フェイトリッパー リンゴアメの配合はBold Ruler5×6の系列ぐるみを主導として、Raise a NativeやMahmoudのスピードを補給。切れ味のあるタイプではないが、開花後は芝・ダートを問わずタフな走りが見込める。 クムシラコはNorthern Dancer5×5の系列ぐるみを主導として、祖母内Machiavellian、Danzigのスピードを活用。父母双方に不備を生じており成長力は今一つだが、単調なスピードレースは合うタイプ。 函館6R・芝1200m・11頭 ビーチリゾート プリンニシテヤルノ リナーシェ マリノブロッサム ラヴケリー ビーチリゾートはMr. Prospecotr5×5・5の系列ぐるみを主導として、Hail to Reason、Buckpasserなど米系スピード・スタミナをアシスト。早期の仕上がりが見込める芝・ダート兼用タイプの配合馬。 プリンニシテヤルノの配合は母シーカーマの生かし方が中途半端だが、Almahmoud-Mahmoudを核として、強調された父ダワイメジャーの血の流れが捉えられている。好調期の意外性を秘めたスピード型。 6月7日 東京5R・芝1600m・9頭 サトノレイナス モンキーポッド ヨウコウザクラ アップリバー サトノレイナスは今年の弥生賞勝ち馬サトノフラッグの全妹。Lyphard4×5(中間断絶)を呼び水として、欧州系の血をうまく活用。スタミナ優位で2歳早期のマイル戦対応は課題だが、配合内容は優秀。 モンキーポッドはNorthern Dancer5・6・6・8×6の系列ぐるみを主導として、シンプルにまとめられた異系交配馬。スピード・スタミナのバランスも良く、開花後の安定した走りが見込めるタイプ。 東京6R・芝1400m・14頭 リュラネブラ ベルウッドアカラ プルスウルトラ オオシマサフィール ユイノチャッキー リュラネブラはNorthern Dancer5・6・6・8×5・5・6(中間断絶)として、強調された祖母ヒストリックスターの良さを再現。全体のバランスもしっかり整い、スピードの持続力に優れたタイプ。 ベルウッドアカラの配合は父内Nureyevと母の父内Fairy Kingがうまく呼応。母系の世代後退によりムラな面はありそうだが、ジャングルポケット産駒としては仕上がりの早いスピード優位の内容を示している。 阪神5R・芝1400m・12頭 アスコルターレ プレジールミノル カスティーリャ バルレッタ クライマックス アスコルターレはNorthern Dancerの系列ぐるみを主導として、祖母リッスンを強調。欧米のスピード・スタミナ要素がきめ細かく押さえられ、開花後は平均ペースのレースでしぶとい末脚が使えるタイプ。 プレジールミノルはMr. Prospecotr、Bold Ruler、My Babuなどを前面でクロスさせ、母の父コロナドズクエストの血を再現。ケープブランコ産駒としてはスピード対応力を秘めた血統構成を示している。 6月6日 東京5R・芝1600m・10頭 ブエナベントゥーラ ショベルヘッド セイウンブリスク サンハーリンゲン ブエナベントゥーラの配合はサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、母内スペシャルウィークやCaerleon、Lord Gayleの血をうまく活用。平均ペースの芝中距離戦でしぶとい末脚発揮が可能。 外国産馬ショベルヘッドはSir Ivor5×4の系列ぐるみが明確な主導となった個性的な血統構成。日本の硬い馬場に適した内容とはいえないが、祖母内Chief's Crownの生かし方も良く、動向に注目したい一頭。 阪神5R・芝1600m・11頭 ドナウエレン ダディーズビビッド ステラヴェローチェ ステラリア コンセプト ドナウエレンはサンデーサイレンス4×3(中間断絶)を呼び水として、DanzigとLyphardのクロスにより全体をリード。スピード・スタミナのバランスが良く、仕上がった際の意外性を秘めた配合馬。 ダディーズビビッドはNorthern DancerとBold Rulerの系列ぐるみを主導として、母の父フレンチデピュティのスピードを再現。Crepelloのスタミナも活用され、なかなかしっかりした血統構成の持ち主。 ジャンル別一覧
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